アンリー・ルソーの花

もう20年も前の話です。

クロスカントリースキ-を始めた私は、八ヶ岳山麓のペンションに泊まっていました。
2階の部屋でしたので、何回も階段を昇り降りします。その階段の途中に貼ってあった、ポスターの絵が目にとまりました。
《アンリ-・ルソー、花 1910》とありました。

ポスターはその絵を所蔵する、諏訪湖の畔にあるハ-モ美術館が制作したものでした。
早速、スキ-の帰りに美術館により、実物を鑑賞しました。

新型コロナの感染が拡がり、緊急事態宣言のもと、図書館も閉鎖されました。
再び自由に本が借りられる様になった時、ルソーの『自作を語る画文集、楽園の夢』を借りました。

ゴッホでも、北斎でもなく、ルソーでした。出口の見えない、初めて経験する日常を送る中で、ルソーの画文集を選んだのです。
そして、20年前のペンションの壁に貼ってあった絵を、思いだしました。

ルソーは花の静物画を十数点描いたそうです。
ハ-モ美術館の花の絵は、載っていませんでしたが、私はハ-モ美術館の花の絵が、一番好きな作品です。

ハ-モ美術館サイト( http://www.harmo-museum.jp/ )によりますとルソーは、花をモチ-フにした静物画を晩年には多く描いているそうです。

この描き方はルソーが固執した「正面性」がよく表れている作品だそうですが、確かに正面を見えすえている花達の存在感は凄いです。
テ-ブルクロス、カ-テン、花瓶と花。その色彩のコントラストが醸し出す調和。

何回観ても、見飽きないアンリ-・ルソーの花の絵です。

「みつめられて」(和紙、墨、雲母)

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